無地のネイビースーツ・チャコールグレイの次にフォーマル度か高い“紺ストライプ”スーツ。

幅は1.5cmのクラシックなピンストライプは、ウォール街のエリート金融関係者が好んで着ることから別名「バンカーストライプ」とも呼ばれています。


↑相手に信頼を与えるといわれる「バンカーストライプ」は銀行家の象徴的存在の柄といわれています。
しかし日本ではまれに、少々派手に映る事があるのでその日に会う方々の好みを考慮する必要があります。


↑表面を加工し光沢感のある今季的なピンストライプです。

結婚式など普段使いのスーツをフォーマルに着まわす。そんな時はベストをプラスすれば簡単にフォーマル度を上げてくれます。


↑本来ディレクターズスーツにも使用される無地パールグレイもイイのですがキホンを踏まえたうえでこんなヘリンボーンなら“カッチリ”なりすぎず、いまどきなフォーマルスタイルが出来上がります。
注）略礼服の場合、昼の披露宴などに出席の場合はグレイのベスト。夜はスーツと共地とあくまでも基本のドレスコードを踏まえたうえで・・・


↑スーツはトニックに次ぐ「ドーメル」の名作「アマデウス」。上質な光沢感が華やかをプラスしてくれる慶事にふさわしいクロスですね。
ブラック（フォーマル）無地ゆえに素材のクォリティーが重要です！

007/慰めの報酬ではトム・フォード[TOM FORD]がスーツを手掛けたことで有名ですがその際、衣装担当スタッフの要望に応えて使用した生地が[トニック・TONIK]。

クラッシクスーツにモヘア特有の高貴な光沢感とダニエルの鍛え抜かれた逆三角形の理想的なプロポーションが印象的でしたね。


↑アクションシーンが多いためこの映画のために５０着以上のスーツを用意したとか・・よくそんなにビンテージトニック探せたなぁ・・・


↑トニック[TONIK]といえばドーメルの代表的存在。極細の繊維を強く撚ることでハリとコシが生まれ非常にタフです。

↓このCMを見て、モッズ映画「さらば青春の光」を思い出し棚の奥から探し出し久しぶりに観ました。

１６９０年代のファッション（モッズスタイル）がよくわかりますよ。





■モッズ[MODS]とは
モダーンズの略。60年代初期、英国で発生したいわゆる不良集団。
昼間は普通の仕事を持ち、夜になるとクラブで踊り狂い、ベスパやランブレッタなどの改造スクーターを好んで乗り回した。1960年代前半のファッションスタイル。サイドベンツで三つボタンのスーツと細みのネクタイを身に着けるいわゆるモッズスタイル（モッズルック）が基本。

今年はエルニーニョ現象の影響で九州北部は記録的な豪雨らしいです。

店主の自宅もあと少しで“没”っするところでしたが、なんとか被害を免れました。うひぃ～あぶなかったぜぇ～汗！



・・でそんな豪雨で休日遊びに行けずしょんぼりしてる“じゃんとるめん”のみなさまへ“雨の日のお手入れ”を簡単にまとめてみましたので・・・・やってみてはどう？？

★濡れたスーツのお手入れ
　１.水分をタオルなどで拭き取る。汚れや汗の場合は内側に乾いたタオルを置きその上からるま湯に浸したタオルなどで汚れや汗を取り除きます。
　２.ハンガー（立体感のある大き目のハンガーを使用してください）に吊るし風通しのよいところで（除湿機の近くなどで）一晩保管し、ウールのもつ復元力でシワを戻します。
　３.仕上げにプレス（アイロン）掛け。約１７０℃（ウール素材の場合）に設定。シワ部分にあて布を必ず使用しアイロンの自重もしくは軽く圧力（滑らすとテカリや縮みの原因になります）をかけてシワをとります。

※手に負えない状況と思ったら素直に信頼のおけるクリーニング店へ・・・毎日のブラッシングも忘れずに！！

★濡れた靴のお手入れ
　１.水分をタオルなどで拭き取り、新聞紙などを靴の中に詰め込み交換しながら、風通しのよいところ（除湿機の近くなどで）で完全に乾くまで作業を繰り返す。
　２.完全に乾いたのを確認して靴クリーム等のお手入れをしてください。クリームは普段より多めに塗り込んでください。
　３.雨の多い日は「靴用防水スプレー」も重宝します。

※靴磨き等普段からのお手入れが行き届いていれば、水分の浸入も最小限に抑えてくれるはずです。靴底の保湿もお忘れなく・・！