総生産量はカシミアの約1%程度(カシミアは20万トン)
希少種ミニチュアシープから極少量しか採取されない高級ウールです。
その上質な肌触りゆえに中世スペイン王族が独占していました。繁殖力の弱いミニチュアシープは一時絶滅したと思われましたが、19世紀ごろ発見され繁殖され今にいたりますが生産量はごくわずかで最近まではブリオーニとシャネルの2社のみが独占してまいました。
カシミヤ並みに極細で肌触りがよく、やわらかいのにハリとコシがあるエスコリアルウールの極上の肌触りを是非、ご体感ください。
●ESCORIAL WOOL (エスコリアル・ウール)
11世紀、北アフリカモロッコのアトラス山脈にいた羊がスペインに送られ、16世紀にはマドリッド北西にあるEL ESCORIAL(エスコリアル)修道院で王室専用に飼育されていたのが名前の由来にです。
その後、ナポレオンのスペイン侵攻によってこの羊は消滅したかに思われましたが、それ以前の1765年にドイツのサクソニーの選帝候に贈られており、奇跡的に子孫が残っていました。その子孫約100頭が19世紀初めにタスマニアに移され、現在まで純血種が生き残っています。
小さい=普通の羊の約1/3~半分程度の大きさ故に出生率は年1頭の母羊から0.6頭と繁殖能力は低い。さらに原毛はカシミアの半分の軽さで収穫量は非常に少なく、年間80~100トンとカシミアの1%にも満たない非常に希少な繊維なのです。
< ESCORIAL WOOL / Reid&Taylor >
・made in SCOTLAND
・pure escorial
・290gms